鉄たまの外道なお話部屋   

桧枝岐村H林道

夏が来ると思い出す
ではないですが、尾瀬の入り口、桧枝岐村のH林道です。

20060529202325.jpg


自分の愛する只見線の只見川、その先磐越西線の阿賀野川の源流です。
樹齢何百年になるのでしょうか?
30m以上ものブナが大量に生息する日本屈指の原生林です。
この林道も積雪の為、毎年6月から10月までしか通る事ができない、まさしく秘境です。

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只見線沿線も空気がオイシイとは思いますが、ここへ行くとさらに別世界ですね。
大げさな話でなく、30m以上も離れた所でタバコ吸われてもニオイがわかるほど空気が澄んでます。

かつて。とは言っても5年ほど前まではヒメオオクワガタ・アカアシクワガタの宝庫でした。
一日で300匹なんて記録もあったらしいです。
ところが・・・。
営利目的のビデオが販売され、静かな林道に毎日ものすごい数の採集者が訪れる様になってしまいました。
セダンやFF・FRで乗り入れてきて亀の子や崖から転落する車も多数出る始末・・・。
結果、乱獲による乱獲で今ではほとんどいなくなってしまいました。

かつては高山ヤナギの枝にたわわに付いていたものですが。
昼行性というのも災いしました。

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高山ヤナギ

今では他の樹木にいる事が多いのですが、それでもベテランの方で運がよくて10匹くらいらしいです。
数年前には♂のみ採集。♀はリリースしようという意見も出たのですが、次々訪れるビギナーの方で歯止めがききませんでした。

なぜ昼行性かというと、夜間は夏でも温度が低く、日光の当たる時間帯でないと活動ができない虫だからです。
すなわち、採ってきたはいいものの、都心部で飼うとなるとクーラーガンガンの部屋でないと長生きしません。
みんな可愛がってあげていたのでしょうか?

また、ヒメオオクワガタは未だ繁殖の方法がナゾで、人口飼育下では卵をほとんど産みません。
奇跡的に産卵→羽化させて育てても蛹化の時にほとんど死んでしまいます。

日本のクワガタムシで一番美しい形だと思いますし、その聖域を無くしてしまった事はショックでなりません。

乱獲や環境変化による絶滅はなにもヒメオオだけでなく、他の生物にも言える事なので、彼らの運命と言えばそれまでなのでしょうが、やるせないすね。
そういう自分も犯罪者の一人ではあるのですが・・・。
「なるべく気に入った♂数匹だけ持ち帰ってた」なんての偽善者の言い訳ですね。


でも、このH林道の景色が好きで毎年ドライブに行ってます。
今では見かけても採集しない様にしてますけど。ていうかいないし・・・。 orz
林道を抜けた所にあるロッジで昼食を取る事があるのですが、食事中にオニヤンマのデカいのが食堂の中を飛び回ります。
マスターいわく「ウチの害虫を食べに来てくれるので、昼間は窓開けっ放しなんですよ」。

ヒメオオはいなくなってしまったけど、とても癒される場所です。
今年も8月になったら行こうと思ってます。


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テーマ:クワガタ・カブトムシ - ジャンル:ペット

  1. 2006/05/29(月) 20:53:53|
  2. むし
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